踊る猫の生活

創作のような日常/日常のような創作

2017 年の抱負

ヨシュア・トゥリー

ヨシュア・トゥリー

 

松の内が明けない内に書いておこう。

2017 年の抱負ということなのだけれど、特にこれといって大それたことは考えていないのだった。大体年始に一年の目標を毎年立てることは立てるのだけれど、年末になるとさっぱり忘れてしまう。去年も年始に漱石を読もうとかドストエフスキーを読もうとか考えていたし、年末には 2017 年の正月はトルストイ戦争と平和』を読んで過ごそうかと思っていたのだけれど、結局蓋を開けてみれば年末に平山夢明『大江戸怪談 どたんばたん』と内田百閒『冥途・旅順入城式』を読んで過ごしてしまった。

冥途・旅順入城式 (岩波文庫)

冥途・旅順入城式 (岩波文庫)

 

そんな体たらくなので、読書や映画鑑賞に関してはなんの目標も立てていない。こればかりは導かれるようにして色々な本と遭遇して自分の苦悩や生きづらさを癒やして行くしかないのだろうと思っている。なるようになるさ、という精神で。今のところ漠然と考えているのはマルセル・プルースト失われた時を求めて』に取り掛かってみることなのだけれど、はてさてどうなることやら分からない。あとは寺尾隆吉『ラテンアメリカ文学入門』を読んだ影響でマシャード・ジ・アシスを読んでみようかな、とか……。

失われた時を求めて〈1〉第一篇「スワン家のほうへ1」 (光文社古典新訳文庫)

失われた時を求めて〈1〉第一篇「スワン家のほうへ1」 (光文社古典新訳文庫)

 
失われた時を求めて(1)――スワン家のほうへI (岩波文庫)

失われた時を求めて(1)――スワン家のほうへI (岩波文庫)

 
ブラス・クーバスの死後の回想 (光文社古典新訳文庫)

ブラス・クーバスの死後の回想 (光文社古典新訳文庫)

 
ドン・カズムッホ (光文社古典新訳文庫)

ドン・カズムッホ (光文社古典新訳文庫)

 

あとは村上春樹氏を読み返そうかな、と。最近の読書はそんなところだ。

「象の消滅」 短篇選集 1980-1991

「象の消滅」 短篇選集 1980-1991

 
めくらやなぎと眠る女

めくらやなぎと眠る女

 

映画もボチボチ観始めたいなと思っている。ラース・フォン・トリアーメランコリア』を途中で挫折したままでまだ観られていないのだった。

というわけで読書と映画に関してはそれなりに充実しているのだけれど、問題はリアルライフなのだった。今年は自分が発達障害者であることを言い訳にせず、限界に挑んで行きたい。これまでは自分の人生を生きている気がしなかった。だらしないが、他人が敷いてくれたレールの上をただ歩くだけの人生だったのだ。でも、今後は自分の意志で何事も主体的に取り組んで、挫折や失敗を恐れずにチャレンジして行きたい。前のめりになって生きようと思っている。もう自分の人生を生きるのは――そして自分の人生に責任を負うのは――自分なのだ、と気持ちを切り替えたのだ。これは去年に読んだ堀江貴文『ゼロ』と岡本太郎『自分の中に毒を持て』の影響が大きいかもしれない。

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)

 

ネットでは私は相変わらず変わっていないと言われるのだけれど、リアルでは私は随分変わったと言われる。この乖離/矛盾に悩んでいたのだけれど、リアルを生きなければならないのだからネットで他人にゴチャゴチャ言われようと気にせずに自分の目の前にある現実に真正面からぶつかって行くだけだと腹を括ったのだ。ブログで食っているわけでもないのだから。リアルを生きなければならないのだから。随分迷ったけれど、やっと自分の人生は始まったのではないかとすら思っている。

あと近々ブルーノ・シュルツ『シュルツ全小説』を手に入れられる予定なのでそれも読みたい。

シュルツ全小説 (平凡社ライブラリー)

シュルツ全小説 (平凡社ライブラリー)

 

そういうわけで、今年は前のめりになって生きて行こうと思っているのだった。